障害年金について

障害者手帳と障害年金

障害者手帳と障害年金は
=ではありません。

障害者手帳を持っているからといって
障害年金を受給できるわけではありません。
障害年金には初診日を確定させること、
請求可能な年齢か、初診日前に
保険料は払っているかなどの条件が
あるからです。

たとえば、心疾患で人工弁をしていて
働いている場合の方ですと、手帳が
何級であろうと年金は3級が想定できます。

眼の疾患で5級の手帳所持者でも、年金は
3級や2級になる場合も多いです。

とはいえ、相談される時手帳を所持している、
手帳の診断書のコピーを持っていると
参考になりやすいですし、すべてがそうでは
ありませんが、障害年金について
相談される時、手帳を持っている方が
多いです。

ちなみに精神疾患で年金が決定した方が
手帳を持っていない場合、役所で
手続きすることによって、同等級の
手帳が発行されます。

Q 私の請求は障害厚生年金で出来ますか?

転校した先の中学校になじめず、
一時不登校でしたが、高校に入学して
からはありません。
学卒後、勤めた会社で、仕事が忙しく、
精神的にダメージを受けて、一旦退職
しました。退職後心療内科に行ったところ、
抑うつ状態と言われました。
その後、転院先で検査をして、自閉症
スペクトラム障害と診断されています。
会社も転職して今は厚生年金に
加入しています。半年くらいで
また落ち込みと不眠に悩み、
現在2週間の休職中です、働いていても
障害年金は請求できると聞きました。
今の会社で1年6か月経てば、
障害厚生年金を請求できますか。
なお、最初の心療内科から通院は
続けて薬を服用しています。
(令和3年8月現在)

A 初診日、認定日の考え方

初診の心療内科以来、ずっと通院を
続けて薬を服用しているのであれば、
初診は心療内科の時で国民年金加入時
です。初診を動かすことはできません。
社会的治癒などの例外はありますが
あなたの場合はあてはまらないようです。
現在の病院と傷病名が異なるのは
診断名の変更と推察されます。

請求する場合は障害基礎年金での
請求になります。

また、認定日についても、循環器内科に
通っていて、2年後悪化して、人工弁
などを挿入してそが認定日になるのかと、
認定日の特例を知って
質問される方がいらっしゃいますが、
すでに初診から1年6か月経っているので
1年6か月が認定日となります。

Q 現在、週3回コンビニでアルバイトをしています。

これから発達障害で障害基礎
年金を請求しようと思って
いますが、
働いていると
無理ですか?


A:以前行政の窓口、病院の相談員、
支援施設、社労士と各方面に
相談されても、答えはまちまち
だったんではないでしょうか?
また、社労士も自分が経験の
あるケースで実感に基づいて
返事しかできないと思われます。

なので、私も経験に基づいてお話
しますと、この方の場合、
コンビニでの週3回程度のアルバ
イトであれば支障はないと考えます。

ただ端的に言ってしまえば、
ケースバイケースで
おひとりおひとり事情を
詳しく聞かないと
お答えできませんし、
聞いても決定まで
返答できない微妙なケースも
ございます。

まず外科的な傷病と内科的な傷病で
あると外科的なものは影響を受けに
くいと思います。
又数値などで決められるものは、数値が
等級を示している以上、働いていても
認められると存じます。
認定基準に人工透析は2級
と明示されているものも
影響を受けないと思います。
私が代行した方たちはフルタイムで
働いていても大丈夫でした。
また、肢体の場合は、機能の障害などで
疼痛で苦しんでいても何とか働けていれば
診断書が厳しい内容になると
予想されます。

就労と障害年金~精神疾患

一番考慮されるのは精神疾患です。
精神疾患の診断書には就労状況を
記載する欄がございます。
任意の項目ですが、私の場合は
請求までの期間に間に合えば
お医者様に渡す資料に載せています。

障害等級3級の程度が、
「労働に著しい制限を受ける、または
労働に著しい制限を受ける」とありますから
3級の認定では仕事を全面的にやめている
必要はないと私は考えます。

結局勤務時間数と収入額が考慮されると
思っています。仕事の内容も関係する
こともあると思います。
今は仕事をやめていたり、パートタイムで
週何回かの方が現症では認められても
フルタイムで年収がある程度高い時期
の認定日に関しては難しいです。

就労継続支援事業所に行っている方は
働いていることを気にすることは
ないと存じます。

しかし、フルタイムで障害厚生年金2級を
受給した方もいますし、審査する側は
診断書や申立書をよく見て総合的に
決定するようです。

就労といいますが、株や仮想通貨の取引
などされて収入のある方は
どうでしょう?
ケースとして少ないので
まだわかりません。

また、受給してから仕事を見つけるケースも
あるでしょう。それはまたこの次に。
令和3年5月現在の所感です。
今後また、変わっていきます。
その間に認定基準も改定されたり、
認定医によっても見方が違います。
トライ&エラー、当事務所では
常にリサーチして
ブラッシュアップさせていきます。

Q お酒の飲みすぎで体を悪くし、入院しました。

肝硬変と診断されています。
お酒のせいでの障害年金の
請求は難しいと聞きました。
受給は無理ですか?

A.アルコール性肝硬変の場合、
認定基準には
「継続して必要な治療を行って
いること及び検査日より前に180日
異常アルコールを摂取していないこと」
と書かれております。
診断書に記載欄がありますので、
見落としのないよう書いてもら
いましょう。

元々お酒が原因だったとしても
その後アルコールを断ち
治療をきちんと続けていれば
大丈夫ですが、アルコールが原因の
方は初診日が古い方が多いので、
初診日や納付要件も証明することが
肝心です。

Q 緑内障で手帳が4級です。障害厚生年金は3級からと聞いていますので、受給は難しいですよね?

A 緑内障や網膜色素変性症の方で、
自分は年金は受給できないと思われて
いる方が多いようです。
また、障害年金の認定基準自体を
見たことがない方が多いと思われます。

社労士に相談して、認定基準の
「一眼の目が0.1以下
または両眼の視力が0.6以下の
場合は障害手当金相当である」と
言われてしまった例も
よく見受けられますが、
緑内障や網膜色素変性症のような疾患は
進行性ですから症状固定することは
まずなく、その場合、
3級に認定されます。

また、緑内障や網膜色素変性症は
視野の障害ですので、視野の認定基準
もあり、視力・視野の併合により、
上位級になる可能性が大きい疾患です。
手帳をお持ちの方は一度ご相談ください。

眼の障害でサポートした
お客様の声より


追記:令和3年5月現在、眼の認定基準の
改正について専門家会合で話し合われています。
今まで当てはまらなかった方も
受給できる可能性がでてくるかも
しれません、新しい認定基準については
決まり次第このサイトでもご紹介します。

Q てんかんの認定基準は?

「脳出血後、後遺症でてんかんを発症し、
脳神経外科でずっと通院しています。
精神の手帳は3級ですが、手帳3級で
障害年金を受けている同僚がいます。
私の場合はどうでしょうか?
意識を失って転倒する発作が
年2回以上起きて、そのたびに数日間
入院しています。」

A てんかんの認定基準は他の精神
疾患とは別枠に設けられております。

→認定基準

障害の程度1級の障害の状態
十分な治療にかかわらず、てんかん性発作の
A又はBが月に1回以上あり、
かつ、常時の介護が必要なもの
 
2級の 障害の状態
十分な治療にかかわらず、てんかん性発作
のA又はBが年に2回以上、
もしくは、C又はDが月に1回以上あり、
かつ
日常生活が著しい制限を受けるもの
 
3級の 障害の状態
十分な治療にかかわらず、てんかん性発作の
A又はBが年に2回未満、
もしくは、C又はDが月に1回未満あり、
かつ
労働が制限を受けるもの
 
発作のタイプ 
A:意識障害を呈し、状況にそぐわない
行為を示す発作
B:意識障害の有無を問わず、転倒する発作
C:意識を失い、行為が途絶するが、倒れない発作
D:意識障害はないが、随意運動が失われる発作
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2級以上に認定される可能性があります。

Q てんかんの診断書を依頼したら、診断書裏面に「全部できる」とありました。受給はむずかしいですか?

A てんかんの認定基準はまず発作のタイプと
頻度です。
それに日常生活状況の能力や程度を加味し
総合的に判断されると思われます。

年に数回発作で倒れて休んでも、
フルタイムで勤務しているから、
それ以外では発作はおさまっていると
精神の診断書裏面を「全部できる」、
「社会生活は普通にできる」と
診断書を作成されるお医者様は
かなりいらっしゃいますが、
上記の相談の方の例であれば、少なくとも
3級、場合によっては2級の可能性が大いに
あります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

普段の受診時から、お医者様に
自分が日常生活でいかに困っているかと
いうことを適切に伝え続け、
病歴・就労状況申立書にも丁寧に
書き込んでいくことです。
自分たちで請求されてダメだった方の依頼を
よく受けますが申立書の書き方がお粗末です。
(中には丁寧にちゃんと書かれているのに
残念だった方もいるのですが。)
当事務所では病歴・就労状況申立書に
特に力を入れています。
たまに申立書の記記入だけ、
申立書のチェックだけ、の
依頼がありますが、
当事務所では、お断りしています。
すべてを把握し詳しくお聞きしなければ
責任を持って代行できないからです。
請求書1枚にも書き方があるのです。

Q 事後重症請求で障害基礎年金2級になりました。その後、認定日当時の医療機関で診断書を

書いてもらえることに
なったのですが?


A  去年現在の状態の診断書しか
入手できず、事後重症請求して
決定したけれど、
認定日当時も状態は今と変わらず
良くなかった、一旦はあきらめた
けれど、当時の主治医が書いて
くれると病院から
知らせが来た。
・・・たまにこういう例はございます。
精神疾患に多いです。他の傷病なら
最初から遡及請求や認定日請求している
ケースが多いからです。
今回(令和3年5月現在)、事後重症で
決定された方の、認定日当時の診断書が
入手出来て請求し、一般的な請求の時より
認定にちょっと時間を要しましたが、
無事決定しました。
遡及と言っても1年余りだったこと、
あまり症状の変わらない傷病の特徴が
あったこと
それを認定側の方でも汲み取ってくれた
のだと思います。

なかなか難しい面もありますが、
やってみる価値は
あると思います。

初診日の取り扱いで新しい通知

令和3年8月24日事務連絡
「線維筋痛症等(慢性疲労症候群、
化学物質過敏症、重症筋無力症)
に係る障害年金の初診日の
取扱いについて」
「線維筋痛症等については、
請求者から出された診断書などの
書類の審査などを通じて
申し立てた初診日と診療と
線維筋痛症等との間の関連性の有無を
判断し、認められる場合には申立初診日を
障害年金初診日として取り扱うものとする。

厚生労働省法令通知より

Q 慢性疲労症候群、化学物質過敏症の初診日は?

※令和3年8月厚生労働省から
上記の事務連絡がありました。
まだ、出たばかりなのですが、
今後は上の初診日の方向になるかと
存じます。(令和3年9月1日現在)
~~~~~~~~~~~~~~

「いろんな病院に通院しましたが、
やっと病名がわかりました」

A ケースバイケースですが、
最近は確定診断した医療機関が
初診となる傾向が多いです。
それゆえ、医療機関も慢性疲労
症候群や化学物質過敏症に実績が
あり、診断書作成に理解のある病院を
受診することが大事かと思われます。

当事務所でも両方とも何件か
代行させていただき、
無事受給されております。

今年(令和2年)わかりやすい化学物質
過敏症の本が出ております。→

Q うつ病での受給はむずかしいのですか?

A たまにこう聞かれます。

障害年金業務をしている社労士にさえ
「気分障害では無理」と言われたことも
あります。

当事務所で扱った精神疾患の依頼では
うつ病や気分障害、気分変調症、
発達障害の方も受給されているので、
病名の違いによる実感はないです。

診断名が統合失調症や双極性障害だと
通りやすいというイメージが先行
しているようです。

しかし、結局要はいかに「日常生活に
困っている」ことが重要なのでは
ないかと思います。

Q 障害基礎年金を受給していますが、10年短縮で何か変わりますか?

64歳から障害基礎年金2級受給中の
68歳の者ですが、老齢年金は
受給資格期間が足りなくて、現在
受給しておりません。

若い頃厚生年金に5年加入、
国民年金と合わせて
受給資格期間は16年ほどあります。

今年8月からの10年短縮で
何か影響ありますか?

A 障害基礎年金の受給者に
厚生年金の加入期間がある場合、

65歳から老齢厚生年金を合わせて
受給できます。厚生年金加入が
5年あるのであれば受給できる
年金額は増えます。

(詳しいことはご相談下さい、

又はお近くの年金事務所へ)

Q 企業年金はどうなるの

(平成29年1月15日現在)63歳の
女性ですが、先日障害基礎年金の
受給が決定しました。

今まで特別支給の老齢厚生年金を
年間約10万円受給していました。
選択届を出し、65歳までは障害
基礎年金を受給するつもりです。

企業年金連合会からも
少し老齢年金が出ていますが、
そちらも支給は止まるのですよね?

A 受給している企業年金によっては、
障害年金を受給していても
支給されるものもあります。

企業年金連合会などへ問い合わせて
みてください。

企業年金連合会ホームページ

企業年金コールセンター
0570-02-2666
受付時間
平日9時~17時

Q  神経症ですが、障害年金の対象外と聞きました

A 神経症だからといって必ずしも受給できない
わけではありません。(神経症・・・強迫性障害
社交不安障害などICD10コードでは4のつく
傷病です。)

うつ病や統合失調症などの精神病の
病態があれば認定の
対象となります。

不安障害などの神経症のお客様も
当事務所に依頼して受給されています。

Q 障害年金と傷病手当金は同時に受け取れますか。

A  休職中の方や退職間近の方から良く質問を受けます。

同一疾病により、障害厚生年金と傷病手当金が受給

できる場合には、障害厚生年金が優先支給されます

差額分の傷病手当金は出ます。

また障害基礎年金との調整はございません。

Q  収入があると年金は止まりますか?

A この質問には
 
1、働くと年金は止まるか?
2、所得制限(収入が○○円あると年金が
止まってしまう?)

の、2つの内容があると思います。

まず2ですが、初診日が20歳より前にある「20歳前の障害
基礎年金」には本人の所得により支給制限があります。
例えば給与所得者の場合、源泉徴収票の「給与所得控除後の
金額」欄が基準額を超えると制限がかかってきます。
制限には年金額の2分の1停止と全額支給停止が

また特別障害給付金を受け取っている方にも
同様の所得制限があります。

さて、1の方ですが、よくあるケースとして、
精神の障害で仕事を休職し、あるいはやめて請求時には
たいそう具合が悪く寝てばかりでいたが、受給開始後、
だんだん快方にむかい復帰、または働きだすという
場合があります。そのまま次の更新まで支給は維持
されますが、更新時、働く仕事の内容や働く時間、
その他の状況によって支給がそのまま続くか、
停止になるかは結局は、ケースバイケースで
あるようです。勤務時間数勤務内容や収入の
多寡も関係してくるようです。
一方、眼など客観的な数値などで
認定されている方は
あまり関係しないようです。

以前障害厚生年金を支給されている方に
「だいぶ良くなって仕事もフルタイムが
可能になったので、障害年金を止めた方がいいか」
という相談を受けたことがありました。
充分回復し仕事でパフォーマンスを発揮
できるので年金受給は
すぐにでも返上したい
と思う方もおられるようです。

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